正式名称は突発頚項通といいます。主に首周りに痛みがくると思っている方も多いですが、首周りの筋肉で僧帽筋や肩甲挙筋などは背中や肩を動かす時に使う筋肉ですので、首や肩、背中を動かすと背中周りに痛みが出てきます。
ギックリ腰という言葉が有名ですが、筋肉や関節は負荷をかけると同じように不具合が起こってきますので、腰と同じようにいきなり背中にも急激な痛みが起こります。
寝て起きて痛いという事が多いのでこのような名前が通称になっているのですが、主な原因は長時間不自然な状態で首が固定されたことにより、頸部につながる筋肉が異常に収縮をおこして炎症が起きた状態です。
ですので、長時間電話をして首を傾けた後や慣れないソファなどで寝てしまった場合などに起こる事もあります。
急な痛みなので主な原因はありませんが、例えば、誰かに声を掛けられて急に振り返った時やイスに座った状態で下の物を拾おうとした時など様々な状況で急な痛みに襲われる事があります。
急激な痛みの場合、まずは冷やして炎症をとる事を優先して行います。当院では痛めた後、何日経っているか、炎症を起こしているか?などによって治療の方向性を決めていきます。
炎症が収まっている場合は固まって動かなくなってしまった筋肉や関節などが痛みや動きの悪さを引き起こしていますので、ハイボルト治療を行い、早期の回復を目指します。
炎症がある場合は、アイシングなどで炎症を抑えて関連のある筋肉や関節にアプローチをかけて身体の負担を少なくしていきます。
最終的な治療では特に根本的な所では身体のゆがみによって、身体にかかってくる負担が大きくなってきますので、骨格、姿勢の調整を行い根本改善していきます。