身体が硬いと怪我をしやすいとよく言いますが、肉離れもしやすくなります。
筋力が低下してしまうと運動時の収縮や衝撃に耐えられなくなってしまいます。
気温が低いと肉離れを起こす確率が高くなりますので、しっかりとしたウォーミングアップが必要です。
筋繊維の断裂はないが、筋肉の伸長によって筋細胞の破壊がみられます。俗に伸びた、伸ばしたという状態です。運動の際に違和感や不快感、疼痛が多少あります。
筋膜の損傷で完全に断裂はしていないが、圧痛と腫脹がみられ、痛みの為筋収縮させられない事もあります。痛みのある部位の表面を触るとへこんだ状態を確認できる場合もあります。
筋肉自体の断裂で、かなり重症の肉離れの状態です。自力歩行はほとんど不可能になります。負傷後24時間前後に内出血が見られることもあります。
徒手検査、手技療法による状態の把握。エコーによる画像での鑑別を行います。キネシオテーピングによる患部の補強と動作改善。完治後のケアとして、自宅でできる柔軟性を高めるストレッチなどの指導を行います。
鑑別により靭帯の断裂や歩行不能などの重度の肉離れの疑いがある場合はすぐに整形外科での診断を仰ぎます。